ローンチ | M-PESAとPezeshaがケニアの小規模ビジネス向けにMkopo Wa Pochi貸付サービスを開始

ケニアのフィンテック企業M-PESAとPezeshaは、Mkopo wa Pochiという新しいクレジットサービスを立ち上げるために協力していると報じられています。このサービスにより、小規模ビジネスのオーナーは、自分のM-PESAビジネスアカウントを通じて直接お金を借りることができるようになります。

Mkopo wa Pochiは2024年6月からサファリコムのM-PESAスーパアプリのアップデートを通じて利用可能になると言われており、小規模ビジネスオーナー向けのサファリコムのビジネスウォレットであるPochi la Biasharaを補完するものとなります。

Mkopo wa Pochiは両社の強みを活かしています:

* サファリコムのポチラ・ビジネスは、63万2千以上のアクティブな商人を抱え、2023年3月から2024年3月の間に5億6400万ドル(ケニア・シリング730億)の取引を処理し、オペレーターに600万ドル(ケニア・シリング8億)の収益を生み出しました。

• Pezeshaは、ケニア、ウガンダ、ガーナ、ルワンダの中小企業およびマイクロ企業スタートアップに対して、信用資金調達ソリューションを提供するデジタル融資インフラストラクチャおよびプラットフォームです。(MSMEs)

Pezeshaは、中小企業向けのデジタル融資マーケットプレイスを運営しており、信用パートナーシップとデジタル融資の専門知識で知られており、地元企業のMarketforce、Kyosk App、Rocket Healthと協力しています。

Pezeshaは、融資のデフォルターを一覧にした信用情報機関などのツールを使用して、Pochi la Biasharaの顧客の信用力を評価します。

“Pezeshaは、さまざまな情報源からの情報を考慮した後に信用評価を行う場合があります。これには、Safaricomとのビジネス取引履歴、モバイルマネーアカウントの取引履歴、信用情報機関からの信用情報、製品の使用履歴、及び現在の市場状況が含まれますが、これに限定されません。” Safaricomは、製品の利用規約ページで述べています。

Mkopo wa Pochiローンは、借りた金額の2.76%の一回限りのアクセス料金がかかります。借り手は7日間の期間を持ち、オプションで7日間の延長が可能です。ローンの延長には、14日間の全期間に対して3.85%の一回限りの料金がかかり、遅延返済には最大7日間の1%の日割りペナルティが適用されます。

2022年、BitKEの報告によると、Cardanoブロックチェーンの背後にあるInput Output Global (IOG)は、Pezeshaに投資し、同社がアフリカでの事業拡大のために1100万ドルのシリーズA資金を調達する投資者リストの一部となりました。PezeshaとCardanoのパートナーシップは、同社がアフリカでピアツーピアの金融運営システムを構築することが期待されています。